REPORT

UTokyo Team Wins the 2015 Boeing Business CompetitionOctober 02, 2015

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 Since 2012, Boeing Japan has held a so-called "externship" program in which university students can learn about the aerospace industry. Topics are presented in English and include the industry's environmental impact and sustainability, as well as an introduction to several of the functional units inside Boeing, including: communications, after-market services, technology development, market projection, etc. This year, 4 universities participated in this program: Kanazawa Institute of Technology, Nagoya University, the University of Tokyo and Tohoku University. The program culminated with a competition on October 2nd held at Tohoku University in Sendai.  
 
 There, each university presented, in English, a business case for an improvement to the aerospace industry. The University of Tokyo team proposed a pair of ideas that they called, "Internal and External Approaches to Reducing Airline Operating Costs." For the internal approach, they suggested replacing the traditional galleys with an automated vending system. For the external approach, they proposed using a wall-sticking robot to reduce the cost and environmental impact of washing an airplane. The judges seemed to be impressed with the team's thorough cost-benefit analysis and awarded the team first prize.
「Boeing Externship Program 2015ビジネスコンテストで東大チームが優勝」

今年2015年10月2日(金)に、東北大学にて『ボーイングへの新たな技術及びビジネス提案』をテーマとしたBoeing Externship Program 2015ビジネスコンテストが開催され、東大チーム(航空宇宙工学専攻修士2年:小西真悟、修士1年:加藤海人、 田中智也、松木秀伸、松原元気、学部3年:山崎朋征 、化学システム工学専攻修士1年:徐夢荷、理学部物理学専攻修士1年:和田有希、教養学部教養学科学部4年:山田志歩)が見事優勝いたしました。

The Boeing Company は、2012年より航空機産業の最前線のレクチャーを含むBoeing Externship Programを日本の大学に提供しており、現在東京大学、名古屋大学、金沢工業大学、東北大学の4大学がこのプログラムとコンテストに参加しています。 東京大学では、工学部・工学系研究科の共通科目「創造的ものづくりプロジェクト」、「創造性工学プロジェクト」の下で「航空システム国際PBL(Project Based Learning、 問題解決型授業)」(担当:鈴木真二教授、中村裕子特任助教)として本プログラムに参加することができ、通常の講義は通信を介して他3大学と共催で行われます。アメリカの現役スタッフとは英語でのディスカッションも行われ、技術としての航空機だけではなく、『インフラとしての航空機産業』『機内の快適さ・ホスピタリティ』『環境のためのレギュレーション』というように、多角的に航空機産業を捉えることのできる講義です。

夏学期に講義と並行して行われた学生プロジェクトで、新しい航空ビジネスを自由に提案するというビジネスコンテストでは、参加大学の学生はいずれも鋭い観察眼で航空機産業における問題点を提示し、名古屋大学は『フライトデータを収集・連携させることによる航空機稼働の最適化』、金沢工業大学は『管理体制の見直しとLCCの誘致による地方空港活性化』などの複合案、東北大学は『航空機パーツ同士のネットワーク連携による情報の統合』という、創意工夫に富んだソリューションが提案されました。 東大チームは参加人数が多かったことから、2つのアイデアを提案。 『ギャレーの見直しによる機内食サービスの改革』では、自動販売機とアプリを組み合わせた柔軟な機内食サービスと、導入コスト・余剰搭載重量の徹底した削減による高効率フライト戦略の提案、そして『壁面ロボットによる航空機の自動清掃』では、多額の費用と膨大な水を使わなければならない航空機の機体清掃を自動清掃ロボットによって安価実施する提案を行いました。

アイデアの独創性に加えて、提案の具体性と実現性を考慮に入れ「マーケティングの学位が取れるほどの魅力的な提案だ」とBoeing Japan社長から評価いただき、東大チーム案が、見事優勝に選ばれました。また、コンテストが行われた日は、これまで通信を介していた4大学の学生が一同に介したこともあり、午前中には宇宙航空研究開発機構(JAXA)の角田宇宙センターの協力により、高温衝撃風洞やラムジェット試験設備、スクラムジェットエンジン、そしてH-2ロケットに実際に使用されたエンジンの見学を、コンテスト後には、Boeing Japan社長から、ビジネスモデル提案に必要な要素に加えてBoeing社が目指す航空産業の未来、更には日本企業との有機的な連携や、次世代輸送手段としての革新的飛行機の構想といった、将来を見据えたトピックについての講演行われました。

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